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紫外線による殺菌について

  • 2007/12/13 16:46
  • 1,048アクセス
  • 3コメント

感染対策委員をやっているのですが、感染症患者(MRSAや結核、インフルエンザなど)が使用した病室の消毒に紫外線照射装置(オゾンと紫外線により殺菌を行う装置で、化学薬品や熱・蒸気などによる消毒が困難な病室全体や、器具類を殺菌する際に用いられる機械)を使用していますが、大部屋での使用時の紫外線照射について悩んでいます。

個室で部屋全体を殺菌したい時は紫外線とオゾン両方を使用し殺菌できるので問題ないのですが、MRSA患者使用後など大部屋で特定のベッドだけ消毒したい時の紫外線照射はどうしたものか…と悩んでおります。

現在は、使用時はカーテンでしきりオゾンを発生させず紫外線照射のみ行っているのですが、他患者(同室者)への紫外線の害はどうなのか?との疑問があげられました。

メーカーに確認したところ「カーテンなどでしきり、直接光源を見たり、人体に照射したりしなければ問題ないと思います。ただ、100%大丈夫か?と言われると・・・」とのお返事でした。

カーテンで仕切ると言っても、病院で使用しているカーテンは上部の数十センチが編目(?)になっていて、丈も床から数十センチ開いています。

他患者が直接光源を見たり、照射されることはないのですが、床や天井に反射した光を見ることは問題ないのか?遮光カーテンではないので、透けて見える光は問題ないのか?との疑問が出始めました。

使用法の選択として、照射パネル(光源)を内側に向けその中を空気が通過するようにファンで空気を循環させ消毒する方法もあるのですが、接触感染の場合、空気を殺菌しても全く無意味だと思うのです。(病棟責任者はこの方法で良いのではないか?と言っているのですが…)

また、同室者への対応として、車椅子で移動できる場合は病室外に移動させる。ベッド上で寝たきりの場合は照射しているベッドと反対向きになるように体位交換をしておく。などの対応策も考えているのですが、

紫外線の人体への影響を考慮して空気のみの殺菌をするのであれば、いっそ大部屋での使用をやめ、エタノール清拭などでの環境整備に重点を置いた方が効果的なのではないかと思っています。

長くなってしまいましたが、同じような機械を使用している方がおりましたら、是非お知恵をおかしください。

よろしくお願い致します。

(退会者)

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